やり直しの物語 – 逃げたヨナから学ぶ、人生の転機
あなたも感じたことありませんか
人生で「もう戻れない」と思ったことはありませんか。
間違った選択をしてしまった。やるべきことから逃げてしまった。そして今、その結果に苦しんでいる。
もう終わりだ、やり直しなんてできない、そう思い込んでいる。
しかし、本当にそうでしょうか。古い書物に、逃げ続けた人がもう一度立ち上がる物語があります。それは「やり直しは何度でもできる」ということを教えてくれます。
もし、そうだとしたら…
もし、今この瞬間から新しく始められるとしたら。
もし、逃げたことが終わりではなく、新しい人生への入り口だとしたら。
さらに、失敗した自分でも、もう一度呼ばれているとしたら。
その勇気を持つことができるでしょうか。
古い書物の言葉
古い書物「ヨナ書」に、一人の預言者の物語が書かれています。ヨナという男です。
(ここで聖書の原文を確認したい方は、こちらで読むことができます)
彼は神から「ニネベへ行き、人々に悔い改めよと告げよ」と命じられました。
しかし、ヨナは逃げました。船に乗ってニネベとは反対の方向へ。
なぜか。ニネベはイスラエルの敵国だったから。自分の国の敵を救うなんてできない。そう思ったのです。
ところが、船は嵐に見舞われます。
ヨナは覚悟を決めて海に身を投げます。すると、大きな魚に飲み込まれます。三日三晩、その魚の腹の中で過ごします。
完全な絶望です。終わりだと思ったに違いありません。
けれども、その暗闇の中で、ヨナは祈ります。
「助けてください。もう逃げません。やり直したいのです」
その祈りの中で、魚はヨナを陸に吐き出します。
実は、このように疲れ切った状態から新しい力が生まれるプロセスについて、古い書物に書かれた『疲れた者に力を与える』という言葉があります。
そして、もう一度、神はヨナに同じことを言うのです。
「ニネベへ行き、悔い改めよと告げよ」
今回、ヨナは逃げませんでした。そのまま、ニネベへ向かいました。
では、この物語が教えることは、何でしょうか。
それは「どん底で、新しく始めることができる」ということです。逃げたという失敗は、終わりではなく、生まれ変わるための転機でした。
今、できること
私たちの人生も、同じです。
何かから逃げた経験がありますか。責任から。課題から。人間関係から。その逃げが、今、あなたを苦しめているかもしれません。
しかし、それはまだ終わりではないのです。
ヨナがもう一度立ち上がったように、あなたも立ち上がることができます。
実は、もし今「やり直したい」という気持ちがあるなら、それはもう新しく始まっているということです。
過去の失敗は、あなたが学ぶべき大切な経験に変わります。その経験を携えて、もう一度、前に進むことができるのです。
つまり、小さな一歩で構いません。
逃げていたことから、もう一度向き合う。そして、「やり直します」と決める。
その決断の中で、小さな喜びを感じることができます。これについては、「喜びと感謝」という古い書物の教えの中にも表現されています。
その結果として、あなたの人生が変わる転機になるのです。
私の経験から
私は、63歳でうつ病により仕事を辞めました。
実際のところ、それは一種の「逃げ」でもありました。つらい現実から目を背けたい、すべてから逃げたいという気持ちがありました。
食費月1万円の貧困の中で、私は何度も「終わりだ」と思いました。
もう戻れない。もう誰も助けてくれない。そう思い込みました。
ところが、67歳の時、神学校に入学することを決めました。
それは、逃げていた人生から、もう一度立ち上がる決断でした。
その時、私が求めていたのは、戻ることができる『帰る場所』です。神学校がそこであり、信仰がそこであったのです。
完全には解決しない中での決断でしたが、「やり直したい」という気持ちが、私を前に進ませました。
そして、今、81歳になった私が言えることは、この決断が正しかったということです。
遅すぎることはありませんでした。やり直しは何度でもできるのです。
あなたへの願い
もし、今、あなたが逃げた人生の中にいるなら。
もし、「終わりだ」と思い込んでいるなら。
ぜひ、思い出してください。ヨナもそこから立ち上がったのです。あなたも立ち上がることができます。
新しく始めるのに、遅すぎることはありません。
今日、考えてみてください
あなたは、何からやり直したいですか。
その勇気を持つことで、あなたの人生は、どう変わるでしょうか。


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