逃げるな、向き合え – ヨナ書が教える人生の転機

信仰の歩み

あなたも感じたことありませんか?

人生には、目を背けたくなることがあります。

職場での難しい判断、家族との向き合いにくい問題、健康への不安。わかっています。向き合わなければならないと。でも、心のどこかで「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまう。

私も、そうでした。

63歳のとき、体の異変を感じていました。心が沈み、朝起きるのがつらい。でも、認めたくなかった。「疲れているだけだ」と自分に言い聞かせ、病院に行くことから逃げていました。

逃げている間は、楽なように感じます。しかし、問題は消えません。むしろ、大きくなっていくのです。

もし、そうだとしたら…

逃げ続けると、どうなるのでしょうか。

問題は大きくなり、解決が難しくなります。そして、いつか必ず、向き合わざるを得ない瞬間が訪れます。そのとき、私たちは気づくのです。「もっと早く、向き合っていれば」と。

古い書物の言葉

古い書物に、ヨナという人物の物語があります。

ヨナは、神から大切な使命を与えられました。「ニネベという大きな街に行き、人々に警告を伝えなさい」と。しかし、ヨナは逃げ出しました。船に乗り、反対方向に向かったのです。

なぜ、逃げたのでしょうか。

ニネベは、敵国の首都でした。そこに行くことは、危険を意味していました。そして何より、ヨナには確信がありました。「神は、彼らを赦すだろう」と。敵が赦されることが、ヨナには受け入れられなかったのです。

しかし、逃げても問題は解決しませんでした。

船は嵐に襲われ、ヨナは海に投げ込まれます。大きな魚に飲み込まれ、三日三晩、魚の腹の中で過ごしました。そこで初めて、ヨナは向き合いました。自分の弱さ、恐れ、そして神の呼びかけに。

魚から出されたヨナは、ニネベに向かいました。人々に警告を伝えると、驚くことが起きました。街全体が悔い改め、神は彼らを赦したのです。

しかし、物語はここで終わりません。

ヨナは怒りました。「やっぱり、あなたは彼らを赦した」と神に訴えたのです。神は優しく答えました。「この大きな街には、12万人以上の人々が住んでいる。彼らを憐れまないでいられようか」と。

ヨナの物語は、私たちに問いかけます。何から逃げているのか。そして、向き合うことで何を得られるのか、と。

今、できること

私たちも、ヨナのように逃げることがあります。

しかし、逃げても問題は消えません。むしろ、心の中で大きくなっていきます。嵐のように、私たちを襲うのです。

向き合うことは、勇気が要ります。でも、その一歩が、すべてを変えます。

一方で、向き合うことは、一人で抱え込むことではありません。誰かに相談する、専門家の助けを求める、それも向き合う勇気です。

小さな一歩から始めましょう。

健康への不安があるなら、病院に行く予約を入れる。家族との問題なら、「話したいことがある」と伝える。仕事の悩みなら、信頼できる人に相談する。

逃げることをやめたとき、新しい道が開けます。ニネベの人々が変わったように、私たちも変わることができるのです。

私の経験から

私が鬱病を認めたくなかったのは、恐れからでした。

「病気だと認めたら、自分は弱い人間だ」と思い込んでいました。でも、病院に行き、医師に「鬱病です」と言われたとき、不思議なことに、少し楽になったのです。

向き合ったことで、治療が始まりました。休息の大切さを学び、少しずつ回復していきました。

そして67歳のとき、私は聖書という古い書物に出会いました。ヨナの物語を読んだとき、思いました。「ああ、私もヨナだったんだ」と。

逃げることをやめたとき、新しい人生が始まったのです。

あなたへの願い

あなたが今、何かから逃げているとしたら、勇気を持って向き合ってほしいのです。

向き合うことは、敗北ではありません。それは、新しい始まりです。嵐の中でも、魚の腹の中でも、神はあなたを見守っています。そして、あなたが向き合ったとき、新しい道を示してくれるのです。

今日、考えてみてください

今、あなたが目を背けていることは何ですか?そして、その一歩を踏み出すために、今日できることは何でしょうか?

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