疲れた者に力を与える知恵ー古い書物から学ぶ

仕事と学び

あなたも感じたことありませんか

心と体が疲れ果てた状態を経験したことはありませんか?

朝起きることが辛い。仕事のことを考えるだけで心が重くなる。何もする気が起きない。どこまで続くのか分からない疲労感。

若い頃なら、休息をとれば回復した。でも、年を重ねると、その疲労はより深く、より長く、心身に刻まれるようになる。

特に、人生の困難が続いている時、その疲労は単なる肉体的なものではなく、精神的な、そして心の奥底からの疲れになっていく。

「いつまで、このような状態が続くのか」

そのような思いにとらえられた時、心は絶望に近づいていくのです。

こんなふうに感じたことはありませんか?

もし、そうだとしたら…

もしかしたら、その疲れは単なる疲れではなく、あなたが新しい力を求めるサイン、新しい人生へ向かうための準備なのかもしれません。

古い書物には、その疲労の中で、新しい力を見出す知恵が書かれています。

古い書物の言葉

古い書物に、こんな言葉があります。

「あなたがたは、どうして『主は私を見捨てられた』と言うのか。どうして『神は私の訴えをかえりみてくれない』と言うのか。あなたは知らないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることがなく、弱ることがない。その力には限りがない。疲れた者には力を与え、無力な者には強さを増す。若い者さえ疲れ、弱り、たくましい者でもつまずく。しかし、主に望みをおく者は新しい力を得る。わし のように翼をかって上ることができ、走っても疲れず、歩んでも弱らない。」

(イザヤ書40章27-31節)

この言葉は、古代イスラエルの民が、バビロン捕虜という極度の困難の中にあった時に、預言者イザヤを通じて与えられた言葉です。

すべてが失われたように見える状況。一切の希望が断たれたように感じる状況。その中で、「疲れた者には力を与え」という言葉が語られたのです。

ここで重要なのは、「疲れたからこそ」「力を与える」という順序です。

疲れていない者には、力を与える必要がありません。完全に自足している者には、新しい力は必要ないのです。

疲労は、実は、新しい力へのドアなのです。

「若い者さえ疲れ、弱り、たくましい者でもつまずく」

この言葉は、すべての人間が疲労と弱さを経験することを認めています。それは恥ずべきことではなく、人間の本質なのです。

そして、その疲労の中で、「主に望みをおく者は新しい力を得る」と書かれているのです。

「わしのように翼をかって上ることができ、走っても疲れず、歩んでも弱らない」

これは単なる肉体的な力の回復ではなく、人生全体を見つめ直す視点の転換、心の奥底からの力の再生を意味しているのです。

疲労の中で、希望を見出す力。絶望の中で、光を見つける力。そのような内的な力が、実は、外部の状況を変える力になっていくのです。

今、できること

では、あなたは今、何をしますか?

まず、あなたの疲労を認めてください。

「私は疲れている」

この単純な言葉を自分に向かって言ってください。それは、弱さの認識ではなく、自分の現実を受け入れる強さです。

疲労を否定し、さらに自分を追い詰めるのではなく、「今、私は疲れている。それは自然なことだ」と認識する。その時点で、心の重荷は少しだけ軽くなるのです。

次に、その疲労から逃げるのではなく、その疲労の中で、何が学べるのかを問い直してください。

疲労は、あなたに何を教えようとしているのか。

「自分の力の限界を知ること」 「他者の力に頼ることの大切さを知ること」 「本当に大切なものが何かを知ること」

その学びの中に、新しい力の芽が隠れているのです。

最後に、その学びを通じて、「新しい力を得たい」と心から願うこと。

疲労の中で希望を見出す行為。絶望の中で光を求める行為。その行為そのものが、実は、新しい力を呼び覚ましているのです。

わしが翼を広げて上昇するように、あなたも、疲労という重力に抗って、新しい視点へ向かっていくのです。

私の経験から

81年の人生で、最も疲れ果てた時期があります。

63歳でうつ病に罹患し、退職を余儀なくされた時。月の食費が1万円という貧困の中で、毎日が生存のための戦いでした。

体は疲れ、心は絶望で満たされていました。

その時、私は「これ以上、続けられない」と思いました。人生の終わりが見えた瞬間でした。

しかし、その最も深い疲労と絶望の中で、私は一つの転機を迎えたのです。

67歳で信仰に目覚めたのは、その疲労があったからです。

疲労が、自分の力を超えた力へ目を向けさせたのです。

貧困が、本当に大切なものが何かを教えてくれました。

今、81歳になって、その疲労の時期を思い出す時、私はその時期に感謝できるようになったのです。

疲労は、単なる苦しみではなく、人生を深める機会だったのです。

わしのように、疲労の中から新しい力を得て、人生の新しい段階へ向かうことができたのです。

あなたへの願い

今、もし疲労に支配されているなら、その疲労から逃げるのではなく、その疲労の中で、何が学べるのかを問い直してください。

疲労は、あなたが弱いからではなく、あなたが本当の強さを求めているからなのです。

その疲労の中で、新しい力を見出す時、あなたの人生は確実に変わります。

今日、考えてみてください

今、あなたの疲労の中に、どんな学びが隠れていますか?

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