あなたも感じたことありませんか
年を重ねる中で、何かが失われていくような気がしたことはありませんか。
体力は確かに減ります。容姿も変わります。若々しさも消えていきます。
しかし、本当に大切なものは、歳を重ねるにつれて磨かれるのです。
古い書物に「彼女は力と気品をその衣とし、将来を笑って迎える」という言葉があります。
これは、年を重ねた人間が持つべき真の強さが、何であるかを教えています。
もし、そうだとしたら…
もし、外見の衰えが、内面の成長の始まりだとしたら。
もし、失われるものよりも、得られるものが大きいとしたら。
さらに、その力と気品は、自分の人生を輝かせるだけではなく、周囲の人をも励ますのだとしたら。
その可能性に、あなたは気づいていますか。

古い書物の言葉
古い書物「箴言」の31章は、「完全な女性」の姿を描いています。
(聖書原文を確認したい方は、こちらで『箴言31:25-26』を読むことができます)
その女性は、若い時代とは異なる価値観を持っています。
何よりも、彼女は「力と気品をその衣とし、将来を笑って迎える」と書かれています。
つまり、単なる美しさや若々しさではなく、「力」と「気品」が彼女を飾っているのです。
ここで言う「力」とは、何でしょうか。
それは、人生経験から生まれた内的な強さです。困難を乗り越えた賢さ。他者を思いやる心。自分を信頼する確かさ。
そして「気品」とは、年を重ねた者だけが持つことのできる品格です。
実は、このような内面的な強さについて、12月6日に『やり直しの物語』という記事で、 ヨナが絶望から立ち上がるプロセスを描きましたが、そこにも同じ原理があります。」
それは、装飾品ではなく、生き方そのものなのです。
実は、このような力と気品は、決して与えられるものではなく、自分自身で築き上げるものなのです。
また、興味深いことに、このような人は「将来を笑って迎える」とあります。
つまり、不安ではなく、期待と喜びをもって人生を見つめているのです。

けれども、それは決して楽観的な無責任さではなく、自分の力を信頼した上での落ち着きなのです。
今、できること
さて、私たちは今、何ができるでしょうか。
もし、あなたが今、人生の困難の真っ最中にいるなら、その経験こそが「力」を育てているのです。
その苦しみは無駄ではなく、あなたの内面を確実に磨いています。
たとえば、若い時代には思いもつかなかった優しさが、生まれるかもしれません。
また、他者の痛みを理解する深さが、増すかもしれません。
そして、自分の人生に対する覚悟が、固まるかもしれません。
つまり、人生経験の積み重ねそのものが、あなたの力を作っていくのです。
そこで、あなたができることは、シンプルです。
毎日の中で、小さな決断を積み重ねることです。
例えば、『喜びと感謝』という記事でも述べたように、 日々の選択が心の状態を作ります。
正直に生きること。親切にすること。自分を信頼すること。
その日々の選択の集積が、あなたに力と気品をもたらすのです。
さらに、大切なのは、自分の変化に気づくことです。
「あの時は怒っていたのに、今は穏やかに対応できた」
「以前なら傷つきやすかったのに、今は理解できるようになった」
そのような小さな成長を、喜びとして認識することが重要なのです。
私の経験から
私は、81歳になりました。
若い頃の私は、力とは筋力や体力だと思っていました。
また、気品とは、容姿や衣装の美しさだと考えていました。
しかし、63歳でうつ病に陥り、食費月1万円の貧困を経験しました。
その時、私の若々しさも失われました。自信も、尊厳も、失われたように感じました。
その絶望の中で、12月5日の『望みの神』という記事で語ったように、 小さな望みが私を支えました。」
ところが、67歳で神学校に入学し、信仰を深める中で、あることに気づきました。
失われたものよりも、得られたものの方が大きいということです。
困難の中で、他者への思いやりが深まりました。
人生の意味を考える力が生まれました。
自分の弱さを認めることができるようになりました。
そして、81歳の今、私が持っているものは、若い頃の力と気品ではなく、別の種類の強さと品格です。
それは、どんな装飾品にも勝る、人生そのものから生まれた輝きなのです。
だからこそ、私は「将来を笑って迎える」ことができるようになったのです。
あなたへの願い
もし、あなたが今、年を重ねていることに不安を感じているなら。
もし、失われていくものばかりに目を向けているなら。
思い出してください。

古い書物が語った「力と気品」は、年を重ねた者だけが手にすることのできる宝物です。
それは、あなたの人生経験の証です。
あなたの優しさの源です。
あなたの確かさの基礎です。
その力と気品を信頼して、あなたの人生を歩んでください。
今日、考えてみてください
あなたは、過去一年で、どのような力を育てましたか。
その力を、「気品」として周囲に示すことができていますか。


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