あなたも感じたことありませんか?
「また同じことをしてしまった」
そんな後悔を、何度繰り返したでしょうか。
怒りっぽい性格を直したいと思いながら、また家族に強い口調で話してしまう。朝早く起きようと決めたのに、また二度寝してしまう。人の話をもっと聞こうと思うのに、つい自分の話ばかりしてしまう。
頭では「変わりたい」と思っているのに、気づけばいつもの自分に戻っている。
「やっぱり、自分はこういう人間なんだ」と、諦めかけたこと、ありませんか?
年を重ねるほど、変わることが難しくなっていくような気がします。若い頃ならまだしも、この年齢になって、今さら変われるだろうか。そんな思いが、心の奥にあるかもしれません。
もし、そうだとしたら…
なぜ、私たちは変われないのでしょうか。
本当に変わりたいと思っているのに、なぜいつもの自分に戻ってしまうのでしょうか。
もしかしたら、変わろうとする場所が、少し違っているのかもしれません。
古い書物の言葉
聖書という古い書物に、こんな言葉があります。
「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新しくすることによって、自分を変えていただきなさい」(ローマ人への手紙12章2節A)
これは約2000年前、パウロという人がローマの人々に宛てて書いた手紙の一節です。
当時のローマは、権力と富が支配する社会でした。人々は周りに合わせ、流されて生きることが当たり前でした。そんな中で、パウロは「周りに流されるのではなく、心を新しくしなさい」と語りかけたのです。
ここで大切なのは、「行動を変えなさい」ではなく、「心を新しくしなさい」と言っている点です。
私たちはよく、行動を変えようとします。「明日から早起きしよう」「もっと優しい言葉を使おう」と決心します。
でも、心が変わらないままでは、行動だけを変えようとしても、すぐに元に戻ってしまいます。
心が新しくなる。それは、物事の見方が変わること。考え方が変わること。大切にするものが変わること。
心が変われば、自然と行動も変わっていきます。無理に頑張らなくても、自然と変わっていくのです。
そして、この言葉は「自分を変えていただきなさい」と言っています。自分の力だけで変わろうとするのではなく、何か大きなものに助けられながら変わっていく。そういう謙虚さを教えてくれます。
新しく始めるためには、まず古いものを手放す必要があります。 昨日の記事「[古いものを見つめるな]でも触れましたが、 過去に縛られず、前を向くことが大切なのです。 そして今日、その次のステップとして「心を新しくする」ことを考えてみましょう。
今、できること
では、どうすれば心を新しくすることができるのでしょうか。
一つの方法は、「小さな視点の転換」から始めることです。
例えば、家族にイライラしたとき。いつもなら「なんでこんなこともできないんだ」と思うところを、「この人も疲れているんだな」と考えてみる。
職場で嫌なことがあったとき。「運が悪かった」と思うのではなく、「何か学ぶことがあるかもしれない」と考えてみる。
この小さな視点の転換が、心を新しくする第一歩です。
もう一つは、「静かに考える時間」を持つことです。
朝の5分でも、夜寝る前の10分でもいい。一日を振り返り、自分の心と向き合う時間を作ってみませんか。
「今日、どんなことを感じたか」「どんな言葉を使ったか」「どんな選択をしたか」
そうやって自分の心を見つめることで、少しずつ心が新しくなっていきます。
そして大切なのは、完璧を求めないことです。
変わろうとして、また失敗する。それでいいのです。大切なのは、「変わりたい」という思いを持ち続けること。そして、少しずつでも前に進もうとすることです。
私の経験から
私は67歳のとき、聖書という古い書物に出会いました。
それまでの63年間、私は自分中心に生きてきました。タバコを1日80本吸い、お酒もかなり飲んでいました。家族に優しい言葉をかけることも、ほとんどありませんでした。
63歳でうつ病になり、退職しました。食費が月1万円という貧困も経験しました。
その苦しみの中で、聖書に出会ったのです。
最初は何も変わりませんでした。でも、少しずつ、心が変わっていくのを感じました。
他人のことを思いやれるようになった。小さなことに感謝できるようになった。怒りっぽかった性格が、少し柔らかくなった。
今思えば、それは「心が新しくなる」ということだったのだと思います。
81歳になった今でも、完璧な人間ではありません。でも、67歳のときとは違う自分がここにいます。
変われない自分を責める必要はありません。ゆっくりでいいから、一歩ずつ。心を新しくしながら、前に進んでいけばいいのです。
あなたへの願い
あなたの心に、小さな新しい風が吹きますように。
変われない自分を責めるのではなく、変わろうとする自分を認めてあげてください。
完璧でなくていい。ゆっくりでいい。
あなたは、きっと変われます。
今日、考えてみてください
今日、どんな小さな視点の転換ができそうですか?


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