人生の転機

人生の転機

そのために生まれた

「私は、何のために、生まれたのか」古代の物語で、王妃エステルが気づきます。自分は、自分の栄光のためではなく、この危機の時に民族を救うために、王妃の座にいたのだと。63歳で失職し、貧困に落ちた私が、70歳を過ぎてボランティアで気づいたのも同じ。その失敗や困難は、他の人を救うために、必要な経験だった。あなたも、今、どこにいますか?その場所であなただけができることは?
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帰る場所

失敗した時、帰れる場所はありますか?古代の物語に、放蕩息子が父のもとに帰る話があります。父は息子の失敗を責めず、抱きしめます。「帰る場所」とは「完璧である必要がない場所」です。63歳で貧困に落ちた私が学んだのは、友人の家、ボランティア仲間、そして信仰という、いくつかの「帰る場所」の大切さでした。そこに、本当の救いがあるのです。
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あなたも感じたことありませんか?

人生が揺らぐことがありますか?古代の物語に「岩の上に家を建てた人と砂の上に家を建てた人」の話があります。困難な時、それぞれの違いが明らかになります。給料や肩書きは砂です。失われる可能性があるからです。真の基礎は、自分の価値観、人を愛する心、正直に生きる選択。63歳で全てを失った私だからこそ、気がつきました。岩の上に家を建てることの大切さに。
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心を新たにする

毎日が繰り返しの中で、「このままでいいのだろうか」と感じていませんか?ローマの古い言葉に「心を新たにすることによって、自分を変えなさい」という教えがあります。私は80本のタバコを吸う毎日から禁煙を選択し、やがて人生全体を変える決断へと進みました。世間の「当たり前」に従うだけではなく、自分の内側から声を聞く。人生は、いつでも変えられるのです。
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逃げても追いかけてくる

ヨナは神の使命から逃げました。遠く離れた土地へ向かう船に乗り込みました。でも、海は大嵐で揺れ、結局、ヨナは魚の腹の中に入ることになったのです。何かから逃げようとしても、逃げられないもの、追いかけてくるもの。それが実は、私たちを本当の自分、本当の人生へと導いているのではないでしょうか。
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時を知る

人生で最も後悔することは「あの時、別の選択をしていたら」という思いではないでしょうか。2000年前の古代の言葉は、すべてのことに「定まった時」があると教えます。春は種を蒔く時。秋は収穫の時。老年は静かに振り返る時。自分の人生が今どの季節にあるのかを知ることで、後悔のない人生が見えてきます。
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67歳で神学校へ〜人生に遅すぎることはない〜

67歳で学生になると決めたとき、「大丈夫か?」という不安はあった。でも、シンガポールの宣教師のメッセージに心を動かされ、「この人から学びたい」と思った。入学式に遅刻し、ギリシャ語に苦戦しながらも、若い仲間と共に学ぶ日々は愉しかった。人生に「遅すぎる」ことはない。