あなたも感じたことありませんか
すべてが失われたように感じたことはありませんか?
人生の計画が崩れ落ちる瞬間があります。仕事を失う。愛する人を失う。健康を失う。夢を失う。
その時、心に残るのは、深い絶望です。
「もう、やり直せない」
「二度と、幸せになれない」
「この先、何の楽しみがあるのか」
そのような思いに支配された時、心は望みを失うのです。
完全に暗い穴の底にいるような感覚。そこから出られない。出る道すら見えない。
そのような状態を経験したことはありませんか?
もし、そうだとしたら…
もしかしたら、あなたが失ったのは、現在の状況ではなく、「望み」という心の力だけなのかもしれません。
その望みを取り戻す道が、実は、どこかに隠れているのではないでしょうか。
古い書物には、絶望の中で望みを見出す知恵が書かれています。
古い書物の言葉
古い書物に、こんな言葉があります。
「望みの神が、信仰によるすべての喜びと平安をもって、あなたがたを満たしてくださり、聖霊の力によって、あなたがたが望みに満ちあふれるようになされますように。」
(ローマ人への手紙15章13節)
この言葉の中心にあるのは、「望みの神」という表現です。
神が「望みの源」であるという定義。それは何を意味しているのか。
絶望の中で、人は何を求めるのか。それは、「どこかに光がある」という望みです。
「もしかしたら、良くなるのではないか」
「誰かが、助けてくれるのではないか」
「もう一度、チャンスがあるのではないか」
その小さな望みが、人を絶望の穴から引き上げるのです。
しかし、その望みは、人間の力だけでは生まれません。
困難の中で、自分自身を信じることは難しいのです。他者の約束も、当てにできないかもしれません。
だからこそ、「望みの神」という表現が使われるのです。
自分を超えた力、自分の力ではコントロールできない力、しかし確実に存在する力。その力を信じることで、望みが生まれるのです。
「信仰によるすべての喜びと平安をもって、あなたがたを満たしてくださり」
これは、単なる気休めではなく、深い心の変化を意味しています。
望みを失った心が、再び喜びと平安に満たされる。その転換が起こるのは、何か外部的な状況が変わったからではなく、心の中にある「信仰」という態度が変わったからなのです。
「聖霊の力によって、あなたがたが望みに満ちあふれるようになされますように」
この最後の言葉は、望みが一度、失われたものではなく、何度でも甦るものであることを教えています。
絶望の中にいても、望みに満ちあふれることは可能なのです。
今、できること
では、あなたは今、何をしますか?
まず、あなたの絶望を認めてください。
「私は、今、絶望している」
その事実から目を背けず、真正面から見つめる。その勇気が、実は、望みへの第一歩なのです。
次に、その絶望の中で、「もしかしたら」という小さな可能性を探してください。
完全な解決を求めるのではなく、「少しだけでも、良くなるかもしれない」という小さな可能性。
その可能性は、どこにあるのか。誰にあるのか。
それは、あなた自身の中にもあり、周囲の人の中にもあり、見えない力の中にもあるのです。
最後に、その小さな望みに向かって、一歩を踏み出す。
完璧な計画ではなく、小さな一歩で構いません。
その一歩を踏み出す時、絶望の中にいたあなたが、少しずつ、望みの光に向かい始めるのです。
私の経験から
81年の人生で、最も深い絶望を経験しました。
63歳でうつ病により、退職を余儀なくされた時です。
それまでの人生は、仕事に費やされていました。仕事が、人生の中心でした。
その仕事を失った時、自分も失ったように感じました。
人生の価値も失った。人間としての存在意義も失った。
その時、私の心は、完全に暗い穴の中にありました。
望みはありませんでした。未来は見えませんでした。
しかし、その絶望の底で、私は一つの転機を迎えました。
それは、63歳から64歳、65歳、そして67歳へと、時間が流れる中での出来事です。
完全には解決しない状況の中で、小さな望みが生まれました。
貧困の中でも、人の優しさを感じた。自分が誰かの役に立つことができた。新しい学びがあった。
そして、67歳で、私は信仰に目覚めました。
その時、完全に変わったのです。
絶望は消えませんでしたが、その絶望の中に、望みの光が差し込み始めたのです。
今、81歳になって、その絶望の時期を振り返る時、私はその時期に感謝できるようになりました。
絶望があったから、望みの価値が理解できた。
困難があったから、人の優しさがわかった。
失落があったから、新しい人生へ向かう準備ができた。
あなたへの願い
今、もし絶望の中にいるなら、その絶望は終わりではなく、新しい人生への入り口なのです。
絶望を否定するのではなく、その絶望の中で、「もしかしたら」という小さな望みを探してください。
その望みは、やがて大きな光へ変わっていくのです。
今日、考えてみてください
今、あなたの絶望の中に、どんな小さな望みが隠れていますか?


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